ハワイの歴史・王族 ハワイニュース

3月26日はハワイは祝日「クヒオ・デー」

2021年3月23日

3月26日、ハワイは祝日「クヒオ・デー」です。公共交通機関などすべてのものが休日扱いになります。The Busなどを利用する場合は休日ダイヤで運行され、お店の営業時間も休日の運用となるため注意が必要です。
この記事では「クヒオ・デー」の詳細について記載しています。

3月26日が祝日の由来

3月26日はジョナ・クヒオ・カラニアナオレ王子の誕生日を記念するための祝日です。よりよいハワイを築くための功労者として”クヒオ・デー”、”プリンス・クヒオ・デー”として称えるため、1949年にハワイ準州議会で制定されています。

ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ王子とは

ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ王子は、1871年3月26日、カウアイ島のコロア地区で生まれました。カウアイ島の最後の王であるカウムアリイの元に生まれましたが、13歳までに両親を亡くしています。彼の叔母がカピオラニ王妃であり、カラカウア王の宣言を受けて王子になります。

反乱を起こして囚われの身に・・・

1893年、ハワイ王朝がアメリカに敗れ転覆すると、それに対する反乱を起こす仲間に加わりますが、失敗に終わります。そのため反逆罪として捕らえられ服役することになります。

服役後は政治家の道へ

1901年、ハワイ独自の党派に所属した後、1902年には共和党に入り、選挙で選ばれて、1903年から1922年に亡くなるまでハワイのアメリカ合衆国議会への代表を務めました。

政治家としてのクヒオ王子の功績

クヒオ王子の政治家としての活躍は、現代のハワイにとってシンボルとなっているものばかりです。

  • パールハーバーの浚渫(しゅんせつ)と建設への2700万ドルの予算の確保
  • マカプウポイント灯台の設立
  • ヒロ埠頭、キラウエアのハワイ火山国立公園の設立

ハワイアンのための法律の立案も

クヒオ王子は、ハワイ人の血を50パーセント以上引く人たちに20万エーカー(約809平方キロメートル)の土地を与えるという「ハワイアンホームズコミッション法」 (Hawaiian Homes Commission Act of 1921) を立案しています。
この法律はアメリカからハワイ先住民を土地に返還すると同時に、予備の土地の貸し出された区画で農場や牧場などを営み、ホームステッドになることを奨励することを目的としていました。
さらに、ハワイを州に昇格する案も作成しており、ハワイがアメリカの50番目の州になったのもクヒオ王子の発案だったようです。

ハワイへの多大な貢献をして・・・

クヒオ王子は1922年1月7日にワイキキの自宅で亡くなりました。ハワイで最後に行われた王族のための国葬で、クヒオ王子はヌウアヌにある王家の霊廟であるマウナアラに埋葬されています。

参考:Hawaii.gov(アロハステート公式サイト)

さいごに

実はクヒオ王子の像がワイキキビーチにあります。次回のハワイ旅行でぜひ探してみましょう。
ハワイに旅行に行くにも、ハワイの歴史を知っている方が、より深くハワイを楽しめそうですね。少しずつハワイの歴史を勉強していきましょう。

併せて読みたい

・フラの祭典メリー・モナーク・フェスティバルは2021年大きく変わります
・15番目のホノルル市長が就任

スポンサーリンク

-ハワイの歴史・王族, ハワイニュース

© 2024 mahello-マハロ- Powered by AFFINGER5