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ハワイ州が虹の州と言われるその理由

2021年3月16日

ハワイには虹がよくかかります。ご存じの方も多いと思いますが、ハワイ州は別名「レインボーステート-Rainbow state-」と言われます。ハワイ州の車のナンバープレートに虹が描かれていることも有名です。ハワイの象徴のひとつとも言える虹ですが、なぜハワイではそんなに虹が出るのでしょうか。

ハワイの環境が美しい虹を発生させる条件にピッタリ

ハワイには高い山脈があり、また貿易風などの風が吹く環境にあります。海からの湿った空気と温かい気候により雨雲が発生しやすく、発生した雨雲は高い山脈にぶつかって、雨を降らします。明け方から雨が降り始め、日が昇るころにちょうどやんできて、東から西へ抜けていく雨雲を追うように朝日が照らします。ハワイの朝に虹が見られるのは、この気候、地形が大きく影響しています。

ハワイの虹はなぜ美しいのか

日本でも虹は見られますが、ハワイの虹は輝き方が違います。少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、ハワイで虹を見たときに「まぶしい」と感じました。同じ虹なのに、ハワイの虹が美しい理由はなぜでしょうか。
それはハワイ諸島が遠く離れており、空気は非常にきれいで、汚染、大陸のほこり、花粉がなく、太陽光線が強いからです。
日本もハワイと同じ島国ではありますが、これらの条件は揃っていませんね。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ(HAWAII NEWS NOW)

ハワイの有名なことわざ「NO RAIN NO RAINBOW」

ハワイにはレインボーステートらしいことわざがあります。
”NO RAIN NO RAINBOW、雨の降らないところに虹は出ない”という言葉ですが、雨が降って大変だったとしても、そのあとには美しい虹がかかる、苦しいことやつらいことのあとにはいいことがあるよ、という意味を持ちます。

ちょこっとハワイ語

雨(rain)は「ua(ウア)」、虹(rainbow)は「anuenue(アヌエヌエ)」、風(wind)は「makani(マカニ)」と言います。

ハワイに行ったら虹が見えるのはいつ?どこ?

ハワイに行ったらやっぱり虹を見たいですね。狙う時間帯はやはり朝です。湿った空気が入り込んでいることと、太陽が昇ってくる角度により、虹が発生しやすいためです。
どこだったら見られるかですが、ワイキキ周辺ならダイアモンド・ヘッドの方から太陽が昇ってきますので、そちらを背にしてアラモアナ方面の空を見るとよいでしょう。
下の写真はカラカウア通りでダイアモンド・ヘッドを背にして、ロイヤルハワイアンセンター方面へ歩いているときに撮った虹です。

ヤシの木などで見づらいですが、ダブルレインボーが写っています。
朝の散歩を兼ねて、カピオラニ公園から歩いてみると虹に出会えるかもしれません。

さいごに

ハワイアンは古代から自然を大切にし、敬意を払っています。また風や雨に名前を付けていたりします。そんな自然を愛するハワイだからこそ、虹が美しく出現し、レインボーステートと呼ばれるのでしょうね。

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